初回特典
販売店様特典一覧  早期予約キャンペーン 
今週のブラディオン / 楽屋裏
バックログ:第1回  第2回  第3回  第4回  第5回  第6回  第7回  第8回  第9回  第10回
        第11回  第12回  第13回  第14回  第15回  第16回  第17回  第18回
        第19回  第20回  第21回
第15回 「宇宙について」
皆様こんばんは、『今週のブラディオン!』はじまりました。
いや……はじまってしまったのであります。
どうしたカヱデ? いつも以上に表情が硬いな?
まさか……
そう、そのまさかであります。
今週も……とても、意外なゲストにお越しいただいているのです。
どうも。
ぬぬっ、貴様はアルフレッド!?
いかにも自然に入ってきおって……
俺は話をするために呼ばれた。だからここにいる。そう、警戒するな。
うむむむ。こいつがゲストとはな。
プロデューサーも、もっとマシな人選をしろ!
ここに三尉がいらっしゃらなくて、よかったであります。
なんだ? 直人は、いないのか?
せっかく可愛い弟に会えると思って足を運んだのに……残念だ。
三尉は、結局先週のゲストであるハイムさんに、お持ち帰りされてしまいました。
なに? それでは奴はいまごろ……
ここにいない奴の話をしてもしょうがない。さっさと、本題に入ろう。
二人とも『宇宙』は好きかな?
なんだ唐突に……。宇宙だと? 別に好きでも嫌いでもない。
我々の暮らす地球という惑星がある領域は、宇宙そのものだ。
そこから出たくても簡単には抜け出せん。
そうでありますね。映像では、何度もみたことがあります。
ですが普段生活をしていて、宇宙そのものを実感する機会はありませんね。
それが、普通の実感だろうな。
なにがいいたいのだ?
退屈な話は、先週までで聞き飽きているのだがな。
我々のいる宇宙の年齢は、137億歳といわれている。
そして、その大きさは、観測できる範囲だけで780億光年とも、
930億光年ともいわれている。
想像できないほど広いであります。
それも、光の広がりによって、人が観測できる範囲を示しているだけだ。
光の先になにがあるのか……誰にも観測することはできないだろう。
ふん! そんなわかりきったことを今更いわれても……退屈しのぎにもならん!
しかし、宇宙は広大だ。
そのような大きなものが、なぜ誕生したのか……また、宇宙は一つだけなのか。
色々と疑問が沸いて来ないか?
確かに一生に一度ぐらいは、そういうことを考える時もありますが、
知ったところで、どうしようもないことであります。
知りようもないしな。
宇宙の果てを追いかけるのも非常に興味深いことだが、逆に宇宙の始まりを考えてみるのも、中々興味をそそられる。
まさか、一〇〇年以上前の“大論争”をここで行なおう、というのではないだろうな?
それもいい暇つぶしになるだろうが、俺たちがこうして活動している三次元空間は、
最初から三次元空間だったのだろうか?
それともビッグバンが起きる直前までは、別の次元もあったのだろうか?
ある説では、元々宇宙は十一次元であったともいわれていますね。
もしそれが正しいとするなら、消えた八次元はどこにいったのだろうな?
綺麗さっぱり消えてしまったのかな?
我々にはみえないだけで、どこかに存在しているのではないか?
どうだ? こういう途方もない話に頭を使ってみるのも、いい時間の使い方にならないかな?
結局、アルフレッドはなにがいいたいのだ?
なに……知的生命体として産まれたからには、一度は自分たちの暮らす場所について、深く考察してみたい時もある。斬った張ったばかりではなく、時には宇宙のことなどを考えてみてはどうかなと思ってな……
悪くはないと思います。思考するのは、人間の特権でありますからね。
俺たちが宣伝しているゲームのタイトルは『BradyonVeda』という……。
さて、その言葉には、どういう意味が含まれているのだろうな?
唐突だな。いままでの話となにか関係あるのか?
さあな……。ふふふっ……
(先週はつい、激おこの振る舞いをしてしまった)
(あんな大人げない態度は、取るべきではなかった。今日は紫音に謝ろう)
……ふん、直人のバカ。
おい、紫音。
む、誰かの声がするな?
はて……わたしの空耳かな?
くっ。お前の目の前にいるだろうが……まあいい。紫音、先週は悪かった。
カヱデ、この楽屋にでっかい虫がいるようだな。
ぶんぶん、うるさくて敵わん。
話を聞け。
先日おれが苛立ってしまった理由はな……お前が、カヱデと仲良さそうに話しているのをみて、 つい寂しくなってしまってな。
あー。肩が凝った。マッサージでもしてもらいたいところだな。
誰か、肩を揉んでくれればいいのだが(チラ
紫音とは、子供のころから一緒で、昔は性別とか関係なかったからな。
そんな紫音がいつしか、女らしい感性を身に付けていたとわかって……
おれはきっと寂しかったんだ。
だからあんな態度に出てしまったんだ。
……
いまの紫音は、誰がどうみても完璧な女性だ。
おれとしては、少し寂しいが、現実を受け入れるとするよ。
……いいたいことはそれだけか?
ようやく、おれの顔をみてくれたな?
このバカ!
いたっ!? 謝っただろうが! なぜ殴る?
いそいそ……(忙しそうに)
うるさい! 貴様は、つくづく人の心がわからん奴だな。
なんのことだ?
マッサージをスルーしたことを怒っているのか?
いそいそ……(とても忙しそうに)
ええい! そうではないわ!
いてて……。だからなんなんだって? 説明してくれ。
うるさい、もういい! お前とは、もう二度と口を利かん!
いそいそ……(さらに忙しそうに)
さっきから……なにをしているんだカヱデ?
ケーキに……クラッカー? それにこの飾り付けは……?
まるで誰かの誕生日パーティーのようだ。
ご存じないのですか?
なにをだ?
ブラディオンベーダがマスターアップしたのであります!
その記念パーティーの準備であります。
そうか。それはめでたいが……すまんが、いまわたしと直人は取り込み中でな。
お邪魔してしまってすいません。
小官は、パーティーの準備をしていますので、そちらでどうぞお続けになってください。
……そういわれてもな。完全に気が削がれてしまったな。
おのれ……これからわたしと直人のくんずほぐれつの愛憎劇が、
八週に渡ってくり広げられる予定だったのに……
愛憎劇? 恋愛コントの間違いじゃないのか?
直人、貴様!
さて、パーティーの準備も終わりました。
あとは、皆様を呼んでくるだけでありますね。
ゲームも完成し、発売まであと一週間を切りました。
カウントダウンボイスも、発売日まで毎日更新していきますので、
聞き逃さないようによろしくお願いしますであります!
それと、発売後の『今週のブラディオン!』は、ユーザー様からご意見、
ご感想を頂いて、それを元に進めて行きたいと思います。
ゲームの感想やご意見、質問など、なんでもいいので『メールフォーム』まで
送っていただけると、嬉しいです。
※メールフォームは来週の「今週のブラディオン」にて設置いたします。
Copyright(C) 2013 暁WORKS. All rights reserved.